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曖昧なまま、歩いていく。生と死のあわいを見つめる写真集
古代から続く巡礼の道、熊野古道。
全長1000キロ以上に及ぶこの道を、写真家・山本まりこは15年かけてパーソナルワークとして歩き続けてきました。歩むほどにあらゆる輪郭がほどけ、そのあいだへ自分自身が溶け込んでいく――。
自然への畏怖や人々の信仰心に、亡き父の存在がシンクロし、山本は生と死がともにある世界へと目を向けていきます。
曖昧さを肯定しながら生きていくことの意味を問う写真集です。
* * *
熊野でシャッターを切るたびに思う。
生と死。
神様と人。
この世とあの世。
熊野を歩いていると、その境界が少しずつほどけ、自分もその中へ溶け込んでいくような感覚になる。
境界がほどけていく。
私は、その中を歩き続けていく。
(本書より)
* * *
・B5判(天地257mm×左右182mm)
・かがり上製・特殊フィルムカバー・96ページ
・発売日:2026年11月6日
・本体価格:6,000円+税
【著者プロフィール】
山本 まりこ(やまもと・まりこ)
写真家、スパイスフーズ作家。理工学部建築学科卒業後、設計会社に就職。25歳の春、「でもやっぱり写真が好き」とカメラを持って放浪の旅に出発し、そのまま写真家に転身。撮影、執筆、講演、講師など活動は多岐にわたる。写真集『熊野古道を歩いています。』(日本カメラ社)、書籍『エアリーフォトの撮り方レシピ』(玄光社)など著書多数。
2014年から熊野古道を歩く旅をスタートし、約70回訪れるなかで約700kmを歩いている。伊勢路・中辺路を踏破、小辺路・大辺路の旅を続けている。三重県・和歌山県・市町村など自治体主催の熊野古道関係のトークショーやフォトツアーなども多数開催。
写真とスパイス料理の教室Room5656 主宰。
好きな食べ物は、カレーとイカ。