








【能登半島地震から、まもなく一年。
人はそれでも、苛烈な自然とともに明日を生きてゆく——】
被災地にカメラを向ける意味を自らに問いながら取材を続けてきたフォトジャーナリストは、
過酷な自然と共に生きてきた人々の強靱さとしなやかさを目にして、
写真でこの地と「外側」の世界と結ぼうと決意する。
被災後もこの土地と生きる人々の営みを記録した約100点の写真、
そして巻末には彼らの言葉と取材の過程を書き付けた、
14ページに及ぶフィールドノートを付記しました。
これからの時代を生きるためのヒントを与えてくれる写真集です。
・判 型:天地257ミリ×左右192ミリ、144ページ、上製本
・定 価:4,180円(本体3,800円+10%税)
・発売日:2024年12月23日
・発 行:ulus publishing
・ISBN:978-4-9913246-3-5
【著者プロフィール】
渋谷 敦志 (しぶや・あつし)
1975年大阪生まれ。立命館大学産業社会学部、英国London College of Printing卒業。大学在学中に1年間、ブラジル・サンパウロの法律事務所で働きながら本格的に写真を撮り始める。大学卒業直後、ホームレス問題を取材したルポで国境なき医師団日本主催1999年MSF フォトジャーナリスト賞を受賞。それをきっかけにアフリカ、アジアへの取材を始める。著書に『僕らが学校に行く理由』(ポプラ社)、『今日という日を摘み取れ』(サウダージ・ブックス)、『まなざしが出会う場所へ——越境する写真家として生きる』(新泉社)、『回帰するブラジル』(瀬戸内人)、『希望のダンス——エイズで親をなくしたウガンダの子どもたち』(学研教育出版)。共著に『みんなたいせつ——世界人権宣言の絵本』(岩崎書店)などがある。2021年、笹本恒子写真賞を受賞。